「がん医療の現在(いま)23」
第28回がんについての市民公開講演会記録
ISBN | 978-4-87066-161-5 |
判型 | B5 |
ページ | 48 |
定価 | 本体762円+税 |
送料 | 実費 |
1.忘れられたがんに挑む ~肉腫診療は医師と患者が手を取り合って~
国立がん研究センター中央病院 小児腫瘍科科長
肉腫外来担当/牧本 敦
【目次】
§1 肉腫は“忘れられた”がん?
● 肉腫は「希少」である
● 肉腫は「多様」である
● 肉腫の「診断」は難しい
● 肉腫は「治療」も難しい《集学的治療/分子標的治療》
§2 肉腫の診療・研究・社会活動について
● 患者さんのための医療のモデル
● チーム医療のモデル
● 新たな学問分野を開くモデル《臨床研究の必要性/肉腫の遺伝子変異の解析》
おわりに
【Q アンド A 】
肉腫と肉芽腫は同じ疾患?
肉腫で特徴的な症状は?
遺伝子検査で将来の肉腫が分かる?
肉腫への抗がん剤の効果は?
免疫療法について
日本でがん医療の基金をつくれないの?
2.日本でのがん治療向上の課題
国立がん研究センター理事長・総長
国立がん研究センター中央病院 院長/嘉山 孝正
【目次】
はじめに~日本のがん医療水準は高いものである
§1 日本のがん医療における“エビデンス”の欠如
● がん登録をいかに進めるか
● がん難民という課題
● ドラッグラグという問題の根幹
§2 がんを取り巻く医療の遅れ
● 緩和医療は早期からの医療である
● がん対策基本法にみるがん医療の課題
§3 “研究”という使命
§4 終末期をいかに迎えるか
おわりに~国民とつくるがん医療
【Q アンド A 】
悪性黒色腫の転移の治療は?
がん研究センターは今後小児科をどうする?
がん登録やがん検診をどう普及させる?
がん研究センターと地域医療の連携は可能?
日本の教育について