「がん医療の現在(いま)2000-5」
第10回がんについての市民公開講演会記録
ISBN | 978-4-87066-135-6 |
判型 | B5 |
ページ | 40 |
定価 | 本体762円+税 |
送料 | 実費 |
1.生きがいとユーモア
上智大学文学部教授/アルフォンス・デーケン
●ユーモアの持つ本当の力とは?
「にもかかわらず笑う」というユーモアの本当の意味から、人生におけるもっとも美しい「出会い」と「愛」について語ります。
氏の語る、生を充実させるための「死の哲学」は、がん患者が病気や人生に向かっていくときの力に、必ずやなるものです。
【目次】
はじめに
● ひとりのがん患者の話
§1 出会いと別れの意義を深くみつめる
●「死への準備教育」とは
●「死への準備教育」の4つのレベル
● 死の4つの側面
● 21世紀の日本医療の課題
●「QOL(生命や生活の質)を高める」
● 別れは小さな死
● 悲嘆教育の実践を
● 立ち直りに向けて
§2 生きがいの探求
● 潜在的能力を開発する
● 愛と平和,光と真実
●「雨でもハレルヤ」で!
●「告知」はコミュニケーションンの前提
● 最後の「アイ・ラブ・ユー」
§3 心の絆を結ぶユーモア
●「第三の人生」への6つの課題
● 最後まで人間らしく
●「動物的なまじめさ」と「人間的なユーモア」
● ユーモアは愛と思いやりのあらわれ
● ユーモアと笑いによるコミュニケーション
● ユーモア感覚を開発する
● 自己風刺のユーモアの大切さ
おわりに
2.がん医療における情報利用の現状
国立がんセンター中央病院 放射線診断部医長/若尾文彦
●コンピュータはがん医療にどのように役立つの?
私たちの日常に深く入り込んできたコンピュータ。
その進歩ががん医療において、どのようなかたちで貢献しているのか。
主に患者のサイドからみたその活用の状況を、がんセンターのシステム構築を担当した医師が語ります。
【目次】
§1 病院での情報利用
●「紙」から「コンピュータ」による情報伝達へ
● コンピュータシステムのメリット
● コンピュータによる画像診断技術の進歩
● より快適な入院生活のために
§2 病院間の情報利用
● 病院間の情報利用の展開
● 病院間ネットワーク
§3 家庭からの情報利用
● インターネットとは
● 国立がんセンターのホームページ
おわりに―患者さん中心の医療情報へ