がん医療の現在1

「がん医療の現在(いま)2000-Ⅰ」

第6回がんについての市民公開講演会記録

ISBN 978-4-87066-130-1
判型 B5
ページ 38
定価 本体667円+税
送料 実費

1.日常生活におけるがん予防の現実性

前国立がんセンター研究所発がん研究部部長・東京農業大学教授/長尾美奈子

がんを予防するために日常生活でできることは何?
がんの成立ちや最近の発がん状況のデータを踏まえ、食事や運動、喫煙など、普段の生活で可能な、心がけたいことをお話しいただきました。

【目次】
はじめに
§1 がんの原因と発がん性物質
 ● がんの原因
 ● がんは遺伝子の病気
 ● がん発生の段階
 ● 発がんにかかわる食品中の微量の成分
§2 発がんにかかわる食品中の多量の成分
 ● 総摂取カロリーと発がん
 ● 繊維質と発がん
 ● 脂肪と発がん
 ● 食塩と発がん
§3 がん予防のために日常生活で気をつけたいこと
 ● 紫外線と発がん
 ● 感染と発がん
 ● 運動と発がん
 ● 喫煙と発がん
 ● 野菜・果物・大豆をとる
 ● がん抑制物質とその摂取方法
 ● まとめ

2.QOL(生活の質)を考えたがん治療の方法

国立がんセンター東病院院長/海老原敏

がんに罹るのは怖い?
医療技術の進歩は、より患者の立場に立ったがん医療を実現しています。
QOLを重視した「機能温存療法」の実際から、「支持療法」「緩和医療」にもふれた、がんと闘う勇気を与えてくれる講演。

【目次】
はじめに
§1 "QOL"とがん医療の進歩
§2 "QOL"をどうとらえるか
§3 機能を温存する治療法
§4 機能温存療法の実際
§5 がんは特殊な病気ではない
§6 「支持療法」 が意味するもの

【Q アンド A 】
 健康補助食品は必要?
 がんの原因の「感染」とは?
 コーヒーは発がん物質?
 ワラビの食べかたは?
 がんは日常生活で発見できる?
 転院は大丈夫?
 告知を受けて良かったのか悩んでいます
 「良性の骨肉腫」といわれたが
 モルヒネで痛みは必ず取れるか
 20年前甲状腺がんの手術を受けたが、最近息が苦しいのですが
 食道がんは予想できるか
 前立腺がんの手術以外の治療法は
 「良性の前立腺がん」といわれたが
 セカンド・オピニオンをお願いしたいのですが

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